
皆さんこんにちは、霜月です。
予備自衛官補の訓練(技能I)に行ってきたので、公開可能な範囲で感想をまとめていきたいと思います!予備自に興味がある方、これから訓練に行く方の参考になれば幸いです!
※本記事は関係者の許可をとり、内容チェックいただいております。
はじめに
本記事では、予備自衛官補(技能)の訓練に行ってきた感想をまとめていこうと思います。本ブログの普段の読者は、主にサイバーセキュリティに従事している人だと思いますが、本記事については、予備自衛官に興味がある様々な人が閲覧すると想定しています。
因みに、試験に受かった時の話はここでまとめています。この記事を読んで予備自に興味持った方々から、たくさん問い合わせがありました。やはり、サイバー人材は国防に興味ありですね( ̄▽ ̄)ニヤ
訓練予約
まず初めは訓練の予約です。技能枠の人は、5日間の訓練に2年以内に2回参加する必要があります。訓練の予約は、各々が所属している地本(地方協力本部)のHPでまず確認します。1年分の訓練スケジュールが公開されるので、小まめにチェックした方が良いです。特に冬は一瞬で埋まるそうです。私は参加枠40名のところ「キャンセル待ち6番手」という無理ゲーで運良く参加枠をゲットしました( ̄▽ ̄)
※キャンセルが1人も出ないケースも普通にあるそうなので、こればっかりは運次第。
因みに、私はサイバー(システム防護)枠ですが、訓練はサイバー以外の方とも合同で行いました(もしかしたら地域によって異なるかも?)。どの職種の人と一緒かは、公開されている訓練スケジュールで確認できます。今回は、衛生(医師、看護師、薬剤師、など)、弁護士、保育士、そして情報処理の方々と一緒でした。
訓練の感想
5日間の訓練は、初めてのことだらけで学びが多く、本当に充実していました。覚えることも膨大だし、全身バキバキになるし、常に集団行動で1人の時間はありませんが、最終日の達成感は凄かったです。自衛隊の存在意義や、普段どんなことをしているのか、予備自衛官に何が求められているのか、理解することができました。
全体的な雰囲気についてですが、皆さんご想像の通り、ゴリゴリの体育会系です。私も小中高と運動部だったので、やること言うことノリ雰囲気が「昔こんな感じだったなあ」と懐かしく感じました。
また、訓練中は常に集団行動です。うちの班は皆とても明るく、支え合いの精神を持った素晴らしいチームだったので、和気あいあいと訓練に参加できました。3班の皆さん、本当にありがとうございました。
そして何より、訓練を担当くださった区隊長さん班長さん達が非常に頼もしい方々で、本当に頭が上がらなかったです。常に落ち着いていて、指示や説明も的確、武器の知識も豊富で本当にカッコよかったです。「日本はこういった方々に守られてるんだな」と感謝の気持ちでいっぱいになりました。
...ということで、早速気になる訓練の中身についてですが、ざっくり以下のような情報が公開されています。当然、詳細は書けないですが、それぞれ感想を書いていきたいと思います!

基本教練
5日間の訓練は、基本教練の時間が多く確保されていました。やはり最初の訓練なので、基礎が1番大事。ご想像の通り、自衛隊はルールがたくさんあるのと、1つ1つの動作に規律があるので、徹底的に叩き込まれます。覚えることが多すぎてパンクしますが、頭では無く体に覚えさせろ!という方針で教わります。普段使わない筋肉をフル活用するので、体がバッキバキになりましたw
体力測定
様々な競技をやってきます。自分の現役時代と比べ、思うように体が動かず落ち込みましたw筋トレやランニングは最低限やってましたが、普段からデスクワークなので、改めてもっと運動しようと誓いました。技能枠と言え、自衛官なので。
職務訓練
各自、専門分野に分かれた訓練を実施しました。サイバー組が何をしたかは、残念ながら秘密です( ̄▽ ̄)フフフ
銃の取り扱い
めちゃくちゃ緊張しました。超重かったです。当然、実弾は入ってないのですが、それでも緊張するし、ふいに銃口を人に向けてしまうとめちゃくちゃ怒られます。また、銃を持った状態での基本動作(捧げ銃、担え銃、控え銃、など)もたくさん訓練し、腕がパンパンになりました。因みに、実弾射撃は次回訓練(技能Ⅱ)での実施です。
銃の分解と結合
全訓練の中で1番ハマりました。なんですかね、やっぱエンジニアはこういうの好きだと思います。パーツがたくさんあって、各パーツに名前と役割があって、構造化されていて、手元でガチャガチャする感じ(伝わりますかね?)。私以外のサイバー・情報処理の人も夢中な様子で、作業も手速かったです。講義を担当してくれた班長さんが非常に知識豊富で、色々と仕組みを教わりました。
野外衛生
戦闘で負傷した際の対処法、仲間の手当ての仕方、野外で発生する感染症、どのくらい出血してたらどのくらいヤバいのか、など学びました。今回、参加者に医療従事者が多かったので、色々解説もしてもらいました。そして、演習では皆さん慣れた手つきでした...流石プロ。
野外勤務
班ごとにどでかいテントを張りました。災害の時など、迅速且つ丁寧な作業が求められます。細かい手順があるので全部覚えます。
その他
ちょっと生活周りのことを書いていきます。
気温・気候
今回は冬だったということで、めちゃくちゃ寒かったです。場所によると思いますが、覚悟した方が良いですw しかも運悪く、雨も降りました。私は防寒グッズを見事に忘れてしまい、凍えてました( ;∀;)
けど、同じ居室のお姉様があったかグッズを貸してくださって、なんとか生き延びました。乾燥もすごいので、リップクリームとかハンドクリームとか持って行ったほうが良いです。ただ、外が寒い分お風呂がめちゃくちゃ気持ち良かったです!!
睡眠環境
次に睡眠の話。6時にラッパで起きます。意外と起きれます。あと、夜は22時半に寝ます。普段の生活だと信じられないですが、とても健康的な生活リズムですね。寝具も作りがいいのか、特に気にならならず毎日爆睡しました。因みに、シーツの敷き方や畳み方も決まりがあるので覚えます(この話は結構有名かも?)。
食事
そして、最後に食事の話。食堂で1日3食いただくんですが、これがめちゃくちゃ美味しい!毎回ご飯の時間が楽しみでした。当然、栄養バランスも考えられてますし、自衛隊を支えている大事な要素だと感じました。お米だけは自分でよそう形式だったんですが、ちょっとしか盛ってなかったら普通に怒られました。自衛隊の皆さんが山盛りご飯食べてる様子を見るのは、とても気持ちが良かったです。因みに、食べ切るまでの制限時間あります。
最後に
色々書きましたが、改めて、非常に濃密で充実した5日間でした。
ここで、自衛隊としてのサイバーの特徴に少し触れさせてください。自衛隊には数多くのお仕事があるのですが、その中でも、サイバーは明らかに「国の防衛」そのものです。
自衛隊の任務とは、
自衛隊は、我が国の平和と独立を守り、国の安全を保つため、我が国を防衛することを主たる任務とし、必要に応じ、公共の秩序の維持に当たるものとする。(自衛隊法第3条)
なのですが、1に国の防衛、2に災害派遣や国際平和協力活動等、がきます。
ロシアのウクライナ侵攻でも話題となりましたが、サイバー空間での戦争は既に起きていますし、攻撃・偵察行為は日本にも毎日大量にきています。そして、自衛隊の存在意義、最も重要な任務は国防です。そういった意味で、災害派遣等とは異なり、有事と平時の区別がもはやありません。最後に真面目なことを書きましたが、当然、遊びに行ってきた訳じゃ無いので、サイバーの人間として自分に何ができるのか、真剣に考える5日間となりました。
次回、技能Ⅱの訓練は今年の夏に参加してくる予定です!冬とはまた違った経験ができると思います。今回教わったことを忘れないようにしっかり復習して、次回に臨みます。同期の皆さんは先に技能IIの訓練に行っているのですが、私は海外出張と被ってしまい参加できずでした(;ω;)ウウッ
次回も、今回の区隊長さん&班長さんに会えるといいなあー!
最後になりますが、改めて、同期の皆さん、同じ3班だった皆さん、同じ居室だったお姉様方、そして訓練をしてくださった自衛隊の皆さん、本当にありがとうございました!
敬礼( ̄^ ̄)ゞビシッ