
みなさんこんにちは、霜月です!
GCTIというSANSのGIAC試験に合格したので、振り返りをしようと思います!これからトレーニングを受講する方や、GIACに興味がある方の参考になれば幸いです。
それでは、どうぞ〜〜⊂二二二( ^ω^)二⊃ブーン
はじめに
GCTIとは
GCTIとは、GIAC Cyber Threat Intelligenceの略で、脅威インテリジェンスに特化した皆んな大好きSANS試験です。トレーニングはFOR578です。100万越えのお高いトレーニングを受講し、その後に皆んなが受けてる試験がGIACデス(トレーニング受けなくてもGIACは受けられます)。また、GIACが無いSANSトレーニングもあります。
また、FOR578は2026年に内容がメジャーアップデートされる予定とのことです。現時点版のシラバスはこちら↓リンクをご覧ください。
試験は3時間で全82問のうち、75問が通常の選択問題、7問が実技のCyberLiveとなります(後述)。71%が合格ラインとなっています。休憩は2回取れて、合わせて15分です。
www.sans-japan.jp
受験のきっかけ
インテル業務に携わる身として、これはチャレンジするしかない!と脳死で申し込みました。本当は数年前から狙っていたのですが、ようやく時間が取れました。これまでにもセキュリティ関連の試験はいくつか受けてきましたが、GCTIは個人的取りたい度合いが過去一でやる気満々でした!
勉強方法
事前準備
トレーニング受講まで時間がある方は、書籍「脅威インテリジェンスの教科書」を事前に読みまくっておくことを強く推奨します。GCTIは技術的分野はもちろん、非技術的分野も広くカバーされているのですが、正直、初見だと難しく感じるものが結構あると思います。例えば、「競合仮説分析」や「論理的誤謬と認知バイアス」はあまり馴染みのない分野だと思います。私は脅威インテリジェンスの教科書を100周(!?)くらいしていたので「あ、これ進研ゼミで見たやつだ!!」状態でかなり助かりました。
gihyo.jp
テキストを読み込む
まずは素直にテキストを精読していきます。シンプルに内容が面白いので、夢中で読んでしまいますね。大事なところは線を引いたりメモをしつつ、知らない単語が出てきたら都度調べます。SANSの他のコースも受講したことあるのですが、FOR578は英語がなんだか難しいような気がします。非技術的な要素が多いからだと思います。知らない単語も多いし、文章も何言ってるのかよく分からんものばかりw そんな時は「脅威インテリジェンスの教科書」と照らし合わせながら読み進めました(日本語翻訳的な位置付けw)。
インデックスを作る
GIAC受けたことある方はご存知と思いますが、GIACはオープンブックなので、テキストが持ち込めます。なのですが、何がテキストのどこに書かれていたかを暗記するのは不可能なので、どの単語がどのページに書かれているかのインデックスを自作して持ち込むのが一般的なGIAC対策となっています。そのため、テキストを読み込む際に「この単語重要そうだな」と思ったら毎回ちまちまとインデックスに蓄えていくことをお勧めします。
GCTIに関しては、GitHubで誰かが以前のバージョンのインデックスを公開してくれているので、それを元に、ページを修正したり、足りない用語を追加したりしました。ありがてえ。
ラボで手を動かす
GIACにはCyberLiveと呼ばれる、VM環境を用いた実技試験が設けられている場合があります。GCTIもその対象なので、ラボ環境で十分に練習しておく必要があります。やはり、手を動かしてる時間は1番楽しいですよね。とはいえ、既に使ったことのあるツールが多かったので、そこまで新鮮味はなかったのですが...笑。
GCTIは他のGIACと比較すると(話を聞く限り)そこまで技術ゴリゴリではないので、基本的な操作が出来れば大丈夫かなあと思ってます。YARAルール作りもありますが、基本的なとこしか触れないので、技術的なお仕事をしてる人は、ちょっと物足りないかも?
因みに、SANSの公式情報によると、CyberLiveは配点が高めになっているそうです。GIACの種類によって異なるかもですが、GCTIはCyberLive3倍くらい?な気がします(違ったらすみません責任負えませんw)。
各ツールのチートシートを集める
CyberLiveではどのツールについて問われるかわからないので、ラボで出てきたツールのチートシートを印刷しておきましょう。WireSharkやVolatilityがあると安心です(結果として使いませんでしたが)。SANSが公開してるGCTIチートシートもありますが、こちらはあまり役に立ちませんので、お守り程度にw
www.sans.org
模擬試験を受ける
テキスト読み込み、インデックス作成、チートシート印刷が終わったら、模擬試験を受けてみましょう。トレーニングを受けた方は模擬試験を2回受けられます。私は1回目は65%、2回目が68%で大泣きしましたw (えええん)。体感としては、模擬試験より本番の方がちょいと難しかったような気もします。出題傾向としては、模擬試験で問われるようなことを押さえておけば、大丈夫じゃないかと思います。
試験当日
当日の流れ
試験当日は、体調管理に気をつけて、時間に余裕を持ってテストセンターに向かいましょう。新宿(Daiwa西新宿ビル8F)の場合は駅からちょっと歩くのでお気をつけを。特に迷わず行けると思います。ビルの真隣にドトールがあるので、早くついたらコーヒーが飲めます。
持ち物は、身分証2つなのでそれもお気をつけを。事前にSANS事務局から当日に関するメールが来ると思うので、目を通しておきましょう。私はパスポートと予備自衛官補手帳を持ってきました。あと、大事な大事なテキストとインデックスやメモ、印刷したものも絶対に忘れずに。辞書が欲しい人は辞書も。私はテキスト丸ごと持ってくの忘れて、走って帰りましたwww。
テストセンターについたら、案内に従って、誓約書へのサインやオーブンブックのチェックなど済ませます。
試験の感想
試験のことを振り返って書いていきます。問題に関することは書けませんが、普通に難しかったなあという感想です。解いてて「え、知らんがな」となった問題も結構あり、試験中は「これ落ちたんじゃね?」と心配になりましたが、なんとかこうにか...。
あと、これマジで言いたいのですが、英語が本当に長いし何言ってるのかワカラナイ!「あれ、今日は英語の試験受けにきたんだっけ?」と思うくらい、何度も問題文を読んでじっくり回答しました...。
心配だったCyberLiveは、どれも比較的シンプルな問題だったので瞬殺しました。7問でしたが30分もかからなかったです。CyberLiveは配点も高いので、全問正解したようでとてもよかったデス。結果はこんな感じ。

時間に関しては、3時間の試験でしたが20分余りました。休憩は2回取りました。40問解いた時に1度お手洗いに行き、休憩の5分消化。2回目は75問終えてCyberLiveになったタイミングで残りの10分消化しました。いやあ、3時間って疲れますね...。私は絶対に朝じゃないと脳が疲れてしまって無理です。休憩時間中は、何もせずぼーっとして、脳を休ませました。
全体の感想
長い道のりでしたが、試験に合格した時は本当に本当に嬉しかったです。試験中にスキップしていた問題を全部解き終えて、最後の1問をSubmitした瞬間に結果の画面になったので、いきなり過ぎてビビりました!笑。そして、無事合格したのでご褒美に蒙古タンメン中本で北極食って帰りました(๑´ㅂ`๑)
これまでにもCISSPやCEHなど受けてきたのですが、脅威インテリジェンスは自分が1番好きな分野なので、何が何でも絶対に合格したいという気持ちが強かったです。ただ、試験受ける時はいつもそうなのですが、合格することだけが目的というよりは、試験を通して純粋にその分野のことを深く理解して楽しむ、というのも重視しているので、そう言った意味でも、今回GCTIの勉強をしてとても充実していたし、インテルのことをもっと知れて楽しかったです。
あと、些細なことですが。試験の前日はお客さんとの飲み会に行ってきて(流石にノンアルw)、脅威インテリジェンスの知見についてお褒めの言葉をいただきました。それがとても嬉しくて、絶対に受かってやるぞという気持ちが倍増したのも、今回合格できた要因だったかもしれないです。モチベーション大事。
GCTIは2026年のトレーニングから内容がメジャーバージョンアップするそうです。これから受ける方は、是非新しい内容で楽しんでください!
このブログがこれからGIACを受ける方の参考になれば幸いです。
ではでは〜〜( ^ω^ )ノシ